ビタミンB2の有効性の臨床結果について。

野菜などの食べ物に含まれるビタミンB2は、不足すると口内炎を発症させるため、しっかりとサプリメントなどから摂取しなくてはなりません。
その他にも、様々な有効性が臨床結果によって判明していますので、その一例を紹介します。

ビタミンB2の必要性

脂質の代謝が得意なビタミンB2は、口内炎やニキビを予防・改善する効果が認められています。

これまで様々な臨床試験を実施し、実に多くの有効性が判明しています。
臨床試験は、実際に実験を実施しての結果なので、とても信頼性が高いデータです。
下記より、ビタミンB2の持つ有効性を紹介します。

下記文中の茶色の文字については、(独)国立健康・栄養研究所より引用しています。

循環器・呼吸器

コレステロール値が高めの人に、効果を発揮するようです。

軽度の心不全患者10名(平均年齢58歳)を対象に、ビタミンB2酪酸エステルを300mg/日、2-3ヶ月間服用させたところ、心胸比、総コレステロール値の低下がみられたという予備的な報告がある。

高脂血症患者290名を対象とした多施設二重盲検群間比較試験において、薬剤として酪酸リボフラビンを1日30-240mg、それぞれ16週間投与したところ、1日120mgの投与において総コレステロール、LDLコレステロール、血清脂質が低下し、臨床症状の改善が見られたという報告がある。

脳・神経・感覚器

ビタミンB2は、片頭痛や白内障に有効であることが証明されています。

片頭痛に対し経口摂取で有効性が示唆されている。

経口摂取で白内障の発生を減少させるのに有効性が示唆されている。

その他

リボフラビン欠乏症の予防と治療に経口摂取で有効である。

[参考情報]試験管内・動物他での評価

抗酸化作用が認められていることから、動脈硬化の予防に役立つことが判明しています。
また、発育に必須なので、成長著しい子供は特に不足しないようにしましょう。

FAD要求酵素の中には過酸化脂質の分解に関わるグルタチオンレダクターゼがあるため、リボフラビンは間接的に強力な抗酸化活性も持っているとも言え、動脈硬化の予防などに役立つ。

FMN,FADはフラビン酵素と結合して、ミトコンドリアやミクロソームの電子伝達系に含まれる酸化還元反応(Succinate Dehydrogenase等)を触媒し、薬物代謝に関与する。

発育に必須で、成長期に不足すると成長が止まる。

脂質代謝にかかわる。

欠乏すると白内障を起こしやすくなる。

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